「従業員退職型」倒産が増加
2025年の人手不足倒産 427件のうち、「従業員退職型」倒産が 124件と集計された。
これは2013年に統計を取り始めて以来、年間で初めて100件を超える最多件数 です。
「従業員退職型」倒産とは?
「従業員退職型」倒産とは、 企業が従業員や経営幹部の 退職(転職・離職)を要因として人手不足に陥り、事業継続が困難になって倒産するケース を指します。
これは一般的な人手不足倒産の一種で、採用難や人件費高騰といった要因とは区別されます。
要するに、
従業員が辞めることで 現場作業が回らなくなる。
経営幹部や営業担当の退職で 組織運営が危機的になる。
代わりの人材を確保・育成できず資金繰りが破綻する。
といったプロセスで倒産に至るパターンです。
多い業種
発生件数が多かったのは次の業種
建設業(約30%)
資格保持者や現場作業者が複数退職して事業継続が難しくなったケースが目立つ。
サービス業
老人福祉施設、ソフトウェア開発、IT、理美容など幅広い分野で発生。
製造業
こちらも従業員退職が倒産につながるケースが増え、件数が20件を超えて過去最多に。
どういう社会的意味がある?
「従業員退職型」倒産の増加は、単に倒産件数が増えただけでなく、日本経済・労働市場の構造変化が反映されていると考えられます。
人材確保・定着が企業競争力の鍵になっている。
労働条件や待遇改善が経営リスクの軽減策になっている。
低賃金・長時間労働など従来型の労務管理が持続困難になっている。
といった構造的な課題が浮かび上がっています。
参考資料 Yahooニュース 従業員「退職」で倒産、 2025年は124件 過去最多を大幅更新
