アパホテル 稼働率100%超え なぜ?
アパホテルの稼働率が100%を超えている。
その理由について探っていく。
そもそも“稼働率”って何?
ホテルの稼働率とは、一定期間に実際に販売された客室数 ÷ 販売可能な客室数 × 100 のこと。
例、100室のホテルで、80室売れたら稼働率は80%。
ふつうは「満室=100%」が最大で、それ以上にはならないはず。
しかし、アパホテルは違う表現をしている。
アパホテルが「100%超」と言われるカラクリ
1日に2回売る(2回転)の部屋がある
アパホテルには「デイユース(日帰り)プラン」を設定しているホテルが多く、1つの部屋を昼と夜で別々に販売する仕組みを積極的に活用している。
例えば、ある部屋を昼間(例:11〜17時)に“日帰り”で販売。その後、夜に“宿泊”として販売
こうすると、1つの部屋が1日で2回売れたことになる。
これを計算に入れると、
実際に売れた部屋数が“総部屋数”の合計を上回る → 稼働率100%超という見せ方になる。
例えば、仮に100室のホテルで、
昼に10室が日帰り利用されて、夜にすべての部屋が宿泊で埋まった。
昼10+夜100=110室分の売上となり、この場合稼働率110%となる。
業界全体では通常のホテル稼働率が70〜80%台なのに比べると、アパは高い効率運営をしているという評価がある。
なぜアパだけできるのか?
この“2回転”の仕組みが、なかなか他のホテルで実現しにくいのは、主に以下の理由がある。
清掃・オペレーションを自社で効率化
アパは自動チェックイン機や専用の清掃体制を持ち、昼の短時間でもベッドメイクをこなせる工夫をしている。
デイユース需要を掘り起こしている
テレワーク利用や短時間休憩利用のニーズを取り込んで、稼働率を上げる戦略がある。
アパホテルは清掃やITをうまく利用して、デイユース戦略で稼働率を上昇させている。
業界全体では通常のホテル稼働率が70〜80%台なのに比べると、アパは高い効率運営をしているということが見えてきた。
参考資料 日本経済新聞 アパホテル、1日に2度貸し稼働率100%超 「空白の時間」ITで短縮
