2025年の倒産件数は1万件超、廃業件数は過去最多7万件超に
2025年の倒産件数は1万件超、廃業件数は過去最多7万件超になりそうだ。
倒産件数は12年ぶりの高水準へ
2025年(1〜11月)の企業倒産(負債1,000万円以上)の累計件数は、約9,380件(1〜11月)と前年を上回り、年間で約1万件超になる可能性が高まっています。
10月単月では965件と今年最多を更新し、小規模・零細企業の倒産が増加傾向です。
「人手不足倒産」や「物価高倒産」といった特殊要因が負担となり、中小・小規模企業の破綻が目立っています。
背景要因
倒産が増えている主な原因としては、
人手不足・人件費の高騰
物価上昇・原材料コストの増加
後継者難・市場縮小
といった経営環境の構造的な困難が挙げられています。
「休廃業・解散」(いわゆる廃業)の急増
休廃業・解散とは?
倒産(法的整理)とは異なり、商業登記上の解散や経営者判断で静かに事業を停止といったケースを含みます。
必ずしも負債整理を伴わないため、表面に出ない「静かな退出」であり、中小・零細事業者に多く見られます。
倒産とは別に、法的整理を伴わない企業退出(休廃業・解散)の件数が2025年は急増しています。
休廃業・解散件数の見通し
2025年1〜8月だけで約4.7万件の休廃業・解散が確認され、前年同期比で9.3%増加しました。
このペースが続けば、年間で7万件台に達し、過去最多を大きく更新する見通しです。
なぜ「廃業」が増えるのか?
① 経営環境の厳しさ
多くの中小企業が後継者不在や資金繰りの限界、収益性の低迷のため、早めに「円満に畳む」選択をしていると分析されています。
② 黙示的な退出の増加
倒産件数が数字として表に出るのに対し、休廃業・解散は経営者の意思による静かな事業停止、商業登記上の終了に分類される。
そのため、数字以上に経営環境の悪化を反映している可能性があります。
企業の倒産件数の増加も重要だが、より深刻なのは「休廃業・解散」件数の増加である。
これは経営環境の根本的な厳しさと、中小・零細企業の退出が加速していることを示しています。
参考資料 Yahooニュース 中小企業の「終活」なぜ急増?「1万件倒産」より深刻な「衝撃の数字」とは
