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人気アーティストの全国ツアー広島だけ除外「広島飛ばし」




人気アーティストの全国ツアーにおいて、東名阪(東京・名古屋・大阪)を回ったあと、次に地方を回る際に、中四国最大の都市である広島市を スキップしてしまう現象を「広島飛ばし」という。





中四国地方で最大の都市圏である広島。

2023年には「広島県でのコンサートなどの公演回数は、福岡市(福岡県)の半分以下、仙台市(宮城県)の6割程度にとどまっていた」という報道があります。

2024年に「“広島飛ばし”なぜ?」という特集が新聞でも大きく取り上げられ、地元で問題意識が高まっています。

特に、広島市内のアリーナ級会場である 広島グリーンアリーナ(収容約10,000人規模)への有料興行(コンサート・ライブ等)の開催が、年数・日数ともに厳しい制限を受けている。

これが “飛ばし” の大きな構造的原因の一つとされています。





なぜ「広島飛ばし」が起こるのか?

広島グリーンアリーナでは「有料興行の日数を開館日数の10%以内」に制限しているというルールがある。

スポーツ大会・地元行事優先のために、コンサート枠が限られているといいます。



中規模〜大規模の音楽ライブを実施できる“ハコ”(会場)が、市街地に限っても少ないという事情もあります。

例えば、1000〜2000人規模のホールはあるが、アリーナ級を定期的に抑えられる会場が少ない、という声があります。

結果として、アーティストの全国ツアーで「東名阪+地方大都市(福岡・札幌・仙台等)」の流れに乗る際、広島が除外される確率が上がるという指摘があります。



会場が抑えられても、チケット売上の見込み・転換率が他都市に比べて弱いと判断されるケースもあるようです。

記事では、「売れ残りを恐れて敬遠される」という関係者のコメントも出ています。

地元住民からも「好きなアーティストのライブが広島では開催されず、福岡まで遠征することも少なくないです」という声があります。



ライブ後のアクセスの良さ・宿泊・交通の利便性も、ツアーの選定基準となることがあります。

「市街地の中心にあり、公共交通で帰ることができる」という広島の利点が指摘されていますが、それでも他都市との差で不利となる可能性も挙げられています。





コンサートの数が少ないことが「都市の魅力や若者の定着」に影響するのでは、という論点も出ています。

例えば、「ライブが少ない=若者が他都市へ出ていく原因になる」との仮説も議論されています。

一方で、「ライブが開催できるだけでなく、普段から小規模なハコも機能している」という視点から、“大アリーナ級ライブが来ない=魅力が乏しい”という単純な図式に疑問を呈する声も出ています。



この状況を受けて、広島県・市では「広島飛ばしを回避するためのアリーナの有効活用に向けた意見交換会」を実施しています。

例えば、広島グリーンアリーナの有料興行制限の見直しや、別の多目的アリーナ建設・既存施設の更新検討といった議論が進んでいます。



参考資料 Yahooニュース 「飛ばしたいわけじゃないのに…」“ 広島飛ばし ” は運営側の悲鳴 アーティストもイベント会社も困惑の “ 独自ルール ” スポーツ振興とエンタメのはざま



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