職場でハラスメントを受けた割合63%
職場での「ハラスメント」に関する意識調査・実態調査で、ハラスメントを受けたことがある人は 63 % に上るとの回答だった。
アンケートは、エン・ジャパン(転職サイト「エン転職」運営)が実施。
ハラスメント経験率
「これまで職場でハラスメントを受けたことがある」人は 63 % に上るとの回答だった。
この比率は年代別・性別で見るとややばらつきがあるものの、大きな性差はない傾向である。
この「63 %」という数字は、前年度調査での「64 %」などとほぼ近い水準です。
ハラスメントの種類
ハラスメント経験者に「どのようなハラスメントを受けたか」を聞いたところ、“パワーハラスメント” を挙げた割合が 90 % にのぼった。
その他のハラスメントとしては、セクシュアルハラスメント(セクハラ)、カスタマーハラスメント(カスハラ) なども報告されている。
具体な被害事例には、以下のようなものが挙げられている:
• 上司・経営層から過度の叱責、暴言、人格否定的な言動
• 容姿への揶揄、身体への接触、プライベートに関する質問(恋人の有無など)
• 顧客・利用者からの暴言や理不尽な要求(カスタマーハラスメント)
ハラスメントの報告や相談
ハラスメントを経験した人に「誰かに相談したか」を尋ねたところ、最も多いのは “上司”(32〜33 %程度)であった。
一方、「誰にも相談していない」人もほぼ同率に多く(20〜30 %程度)を占めている。
相談しなかった理由として最も多かったのは、「相談しても解決にならないと思ったから」。
この回答は調査で 66 % 程度に達した。
相談した人(上司・同僚・窓口など)に「相談の結果どうなったか」を聞いたところ、「解決した」はごく少数(13 %弱)にとどまった。
「解決しなかった」が最も多かった(約 61 %)という結果が報告されている。
「解決しないまでも改善した」という回答を含めても、状況が良い方向に動いたという報告は少数派である。
このあたりの数字から、「相談しても報われない/改善されない可能性が高い」と感じている被害者が多い実情が浮かび上がります。
企業のハラスメント対策・被調査者の要望
現職(または転職前の職場)で「ハラスメント対策を実施している」と回答した人は、約 37〜41 % にとどまっているという報告がある。
企業が実施している対策としては「相談窓口の設置」が最も多く、回答者のうち 70〜80 % 程度がこれを挙げている。
多くの人が「職場でハラスメントを経験している」と回答しており(6割強)、そのうち パワーハラスメント が圧倒的に多く報告されている。
被害者が相談に踏み出さない理由として、「相談しても変わらない」「報われない」という心理的な壁が高い。
たとえ相談しても、「解決した」と感じられるケースは少数にとどまる。
企業側での制度・仕組み(相談窓口、方針化、研修など)が整っていても実効性・運用面での課題が多く残っている。
ハラスメントの問題は上司に相談しても解決にいたらないケースが多々あり、企業内で根深い問題となっている。
参考資料 日本経済新聞 職場のハラスメント6割が経験、最多はパワハラ エン調査
