中古マンション「ペアローン」購入 返済の滞りトラブル
マンションを「ペアローン」で購入した後、返済が滞るトラブルが多発している。
ペアローンとは?
ペアローンとは、夫婦(または同居のパートナーなど)がそれぞれ住宅ローンを契約して、同じ家を購入する仕組みのことです。
特徴として、2本のローン契約を組む。
夫と妻それぞれが住宅ローンを組みます。
それぞれが主債務者+相手の連帯保証人になるのが一般的。
事務手数料や登記費用が2本分かかる一方、住宅ローン控除は各人が持分に応じて受けられる。
2人の年収を合算できるため、借入可能額が増える。
単独で借りるより、高額の物件を購入しやすくなる。
返済が滞る理由
離婚・別居
共有名義だと売却や持分整理に双方の合意が要る。
オーバーローン(売却代金<残債)だと売れずに持ち出しが発生。
合意できないと長期化・トラブル化もしやすい。
どちらかが働けなくなる(病気・育休・介護・解雇など)
ペアローンは2本分の返済が止まると延滞となる。
団信は死亡・高度障害等のみが基本で就業不能は対象外のことが多い(特約でカバー可)。
金利上昇(特に変動型が多い)
変動型の利用が約8割。
1%程度の金利上昇でも月払いは数万円単位で増えることがある。
5年・125%ルールで表面上の返済額増が抑えられても、元本の減りが鈍る恐れがある。
借り換え・名義変更の難しさ
離婚後に、片方へローンを一本化したい/連帯保証を外したいなどは、審査が厳しく通らないこともある。
合意書面が不十分だとさらに難航してしまう。
税務・名義の落とし穴
持分割合と資金負担がズレると、差額が贈与税の対象になり得る。
共有持分は自己負担額に合わせて設定するのが基本となる。
ペアローンを選ぶべき?
メリット
借入可能額を増やせる/控除を双方で活用できる/名義を分けて資産・意思決定を可視化できる。
デメリット
2本管理の複雑さ・費用増/どちらかの収入停止に脆弱/離婚・売却時の調整コストが高い。
ペアローン自体は悪くないが、「二人の収入が続く前提」に強く依存する設計となっている。
就業不能や離婚、金利上昇に備える保険(連生団信・就業不能特約)+返済比率の余裕+持分・合意文書の整備までをワンセットで考えるのが安全です。
参考資料 Yahooニュース 住宅価格高騰で増えるペアローン、離婚や離職で破綻のリスクも「しっかり将来設計を」 なっトクマネー
