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PC用メモリーの価格が急騰




パソコンで使用するメモリー、DRAMの価格が急騰している。





DRAM価格急騰の背景

1. 中国メーカーの生産戦略変更

中国は現在、米中間の貿易摩擦や制裁リスクに対応し、半導体の自給自足(国産化)を急いでいる。

特に、大手の中国半導体メーカー(例:長鑫存儲=CXMTなど)は、高性能なDRAM(高帯域・大容量)へのシフトを進めている。

これにより、PCや家電向けに広く使われていた標準品(例:DDR4など)の生産を段階的に縮小するとの見方が強まった。

その結果、標準DRAMの供給が減少するのではという懸念が価格を押し上げる要因になった。



2. 需要の回復

世界的にAIやサーバー需要が回復しており、それに伴い高性能DRAM(例:HBMなど)やサーバー向けDRAMのニーズが増加している。

PCやスマート家電の需要も底打ちし、少しずつ回復傾向にあるため、DRAM全体の需要が拡大している状況がある。



3. 在庫の調整と価格回復

2022~2023年にかけては、PC・スマホ市場の不振で、DRAMは供給過剰・価格暴落が続いていた。

また、メモリーメーカー(Samsung、SK Hynix、Micronなど)は在庫調整と減産を進め、供給を絞っていた。

このタイミングで、需要回復と供給減の観測が重なったため、一気に価格が跳ね上がった格好となっている。





今後の見通し

DRAM価格の高騰が続けば、一般消費者向けPCや家電の販売価格が上がる可能性がある。

一方で、メモリーメーカーにとっては長らく続いた低迷からの業績回復の兆しとも言える。

中国メーカーが本当に標準DRAMから手を引くかどうか、また、他のグローバルメーカーが供給を増やすかどうかによって、今後の相場は大きく変動するだろう。



参考資料 日本経済新聞 PC用メモリー価格2倍に 標準タイプが品薄、米中摩擦が促す世代交代



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