ダークパターン ネット通販で多用 消費者は不利に
「ダークパターン(dark patterns)」がネット通販の分野で多用されている。
消費者庁や国際的な規制当局も問題視している。
「ダークパターン(dark patterns)」とは、ユーザーにとって不利な選択を意図的に誘導するウェブサイトやアプリのデザイン手法のことを指す。
主なダークパターンの手法(例)
隠れたコスト 最後の支払画面で突然手数料などが追加される 「送料無料」と思っていたが、最終画面で手数料が追加される。
デフォルト選択 不必要なオプションに最初からチェックが入っている。自動継続のサブスクが初期状態で「ON」になっている。
キャンセルの難しさ 解約方法が非常に分かりづらい。解約リンクが見当たらない。複数画面を経由しないと手続きできない。
カウントダウンや限定表示 購買を急がせる演出 「あと5分でセール終了」「残り3個」などの煽り文句(実際は常に表示)。
強制登録 購入に関係ない情報を入力させる。商品購入前にメルマガ登録を必須にする。
視覚操作 重要な情報を見えづらくする。キャンセルボタンを灰色で目立たなくする。承諾ボタンを巨大にする。
日本の対応状況
消費者庁は2023年から「デジタル時代における消費者保護」の一環として調査・注意喚起を強化。
2024年6月には「不当表示規制(景品表示法)」の解釈ガイドラインにダークパターンの例を明記した。
欧州連合(EU)では、すでに「デジタルサービス法(DSA)」などで明確に規制している。
消費者ができる対策
「最後の確認画面」で、必ずすべての項目をチェックする。
不自然な煽り文句(限定・タイマー)を信用しない。
登録や購入時の画面遷移をスクリーンショットで記録。
解約や返品の条件は必ず事前に確認する。
