生まれたての赤ちゃんの頭の匂い 香水として商品化
生まれたての赤ちゃんの頭から漂う“赤ちゃんの匂い”を科学的に分析し、香水として商品化となった。
その名前は、香水「Poupon pure(プポン ピュア)」。
センツフェスは、神戸大学の名誉教授であり、味覚・嗅覚生理学の専門家で、2023年に設立された大学発ベンチャーである。
生後6週間までの赤ちゃん約20名から頭部の匂い成分を採取。
合計37種類の化学成分を分析した。
その中で、ノナナール(nonanal)が主成分として特定された。
ノナナールは、温かく優しい印象を与える香り成分で、自然界の花や果実にも含まれている。
赤ちゃんが発するこの匂いは「優しくしてほしい」「世話してほしい」という化学的・無意識的なメッセージとも考えられている。
嗅覚実験では「快い」「ずっと嗅いでいたい」といった評価が多数寄せられ、脳の反応領域とも関連が確認された。
実際に使用した育児中の親からは、「実際に嗅いで涙が出た」「赤ちゃんとの記憶がよみがえった」といったSNS投稿が話題になっている。
本製品は「癒やしの化学」と位置付け、育児ストレスや孤独感に対する新たな手段として期待が寄せられている。
将来的には、育児だけでなく介護や医療といった領域で、「匂いによる安心感」を活用した製品開発も視野に入れている。
また、異なる年齢層の匂いプロファイルに基づいた新たな香水の研究・開発も進行中である。
