日本の大手三メガバンク 海外向け貸出残高約102兆円に
日本の大手三メガバンク(MUFG、三井住友FG、みずほFG)の 海外向け貸出残高は、約102兆円に達した。
2年連続で100兆円を超えたという報道がある。
融資規模の拡大と地域構成
融資案件の大型化が進行し、特に 米国を中心とした欧米・アジア地域での融資額が増加している。
各行とも 米国のPEファンドやプライベートデットを対象としたサブスクリプションファイナンスに注力。
2023年9月末時点で、米州ファンド向け貸出残高は約250億ドル(約4兆円弱)に達している。
金利環境の追い風と収益力
日米での金利上昇が利ざや拡大につながり、利益面でも追い風になった。
2025年3月期の三メガバンクの純利益合計は、前期比25%増の約3.926兆円と、2年連続最高を記録。
これに加えて、政策保有株式の売却益も収益を支えている。
MUFGは6029億円、SMFGは4850億円、みずほFGは2000億円超の売却益を計上した。
資本余力と戦略的展開
各行とも自己資本比率(CET1)が十分確保され、政策株の売却も加速した。
結果、 資本余力が過去最高水準にあり、海外展開への積極姿勢を後押ししている。
米国の大規模案件やインドの急成長市場にリソースを集中させており、今後も海外での貸出構成比と収益への寄与度は高まり続けると見られている。
