連日の猛暑 ニワトリの夏バテで卵価格高騰
猛暑によるニワトリの夏バテで、卵価格が高騰している。
2025年7月25日時点で、東京地区のJA全農たまごが公表する卸売月平均価格(Mサイズ卵1kg)は 330円。
これは、鳥インフルエンザで供給不足となった2023年のピーク時(最大350円)に迫るか、上回る水準となった。
スーパーでは10個入りパックが平均 299円、前年比で 2割以上高騰した。
背景には何があるのか?
①昨冬〜春にかけて、全国で約840万羽(飼育数の6%以上)が鳥インフルで処分され、供給能力が低下した
②連日の猛暑によるニワトリの夏バテで、餌の摂取量・産卵量ともに落ちている
③卵サイズが小さくなる傾向もあり、需給が逼迫している点がある
猛暑と気候変動の背景
2025年夏の6月から10月にかけて、全国的に日中35~40℃ を記録する猛暑が頻発。
熱帯夜も多く、平年比2~3℃高い状況となった。
暑さストレスを避けるために、日よけ・遮光・自動換気などの設備を導入する養鶏業者も増えている。
しかし、中小規模農家では十分に対応できていない。
気候変動の影響がただの異常気象ではなく、今後の食料供給構造に長期的な影響を及ぼす可能性が増していると専門家が警告している。
