知っていると役に立つお金にまつわるニュースを取り上げています。

お金のぷち情報


大阪の特区民泊 地域住民とのあいだでトラブル




大阪における「特区民泊」をめぐって、地域住民とのあいだで摩擦やトラブルが生じている。





特区民泊とは?

「特区民泊」は、国家戦略特区制度を利用し、旅館業法の一部規制を緩和して、民家やマンションの一室を有償で宿泊施設として貸し出せる制度です。

特に大阪市は、2016年からこの制度を積極的に導入し、インバウンド観光の追い風もあって、登録件数が急増した。

通常の「住宅宿泊事業法(民泊新法)」とは異なり、年間営業日数の上限がなく、自治体の許可制(認定制)という特徴がある。





どのようなトラブルが起きているのか?

1. 生活環境の悪化

ゴミ出しルールが守られない(分別せずに深夜に放置)

騒音トラブル(夜間の大声や宴会)

共用部分(マンションの廊下・玄関など)の占拠や汚れ



2. セキュリティや治安への不安

見知らぬ外国人観光客の出入りが頻繁になり、住民が不安を感じている

オートロックを無断開放して「誰でも入れる」状態になっているケースもある



3. 管理組合・住民との対立

管理規約で禁止されていても、管理が甘い物件では黙認状態に

住民説明会もなく、突然始まるケースも多く、無断運営と取られて反発される



4. 「脱法的な運営」も存在

表向き「特区民泊」として届け出ているが、実態は管理がほとんどされず、チェックインが無人

緊急連絡が取れない

複数人を詰め込むなどの違法営業されていたりと、「ヤミ民泊」に近い事例も報告されている。





行政の対応と課題

大阪市では、住民からの苦情を受けて、現地調査や指導・改善命令、営業停止処分などを行ってきた。

しかし、人手不足や通報の多さから、全件に対応しきれていないのが現状となっている。

また、業者の中にはルールをすり抜ける“抜け道”を使って営業する例もある。



参考資料 日本経済新聞 大阪「特区民泊」が生む摩擦 外国人政策、参院選の論戦に熱



ページのトップに戻る