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女子校の洗足学園中学と高校 東大進学校に




川崎市にある女子校の洗足学園中学と高校が大躍進している。





洗足学園中学・高等学校(以下、洗足学園)は、1980年代後半には偏差値30台前半の女子校だった。

しかし、2020年代には、東京大学をはじめとする最難関大学への合格者を多数輩出するトップ進学校へと変革した。





洗足学園に何があったのだろうか?

1980年代後半、洗足学園は低迷する学力と人気の中で大きな危機感を抱いていた。

これを打破するために、学校法人のトップや学校長が抜本的な改革に踏み切ったのが大きな転機となった。





抜本的な改革とはどのようなものだったのか?

既存の中等教育の質を大幅に向上させ、難関大学を目指す層に対応できるカリキュラムを導入した。

音楽系や芸術系の学校としての伝統を持ちながらも、「進学実績」という成果を明確に打ち出す戦略を取った。

経営陣に外部の教育コンサルタントや実績ある人材を迎え入れることで、効率的かつ効果的な学校運営を実現した。

1990年代に、中高一貫教育の導入を行い、高校からの募集を縮小・停止し、中学受験で優秀な生徒を取り込む方針に切り替えた。

中学受験で一定レベル以上の生徒を確保することで、その層に見合った教育が可能になり、結果的に進学実績が向上した。

そのことにより、受験生の人気を呼び、偏差値上昇という好循環に入った。

進路についての相談体制を整備し、生徒一人ひとりに合わせた進学サポートを強化した。

難関大学を目指すための学習サポートを、民間塾並みに充実させた。

早い段階からタブレットや電子黒板などを導入し、教育先進校としての評価を得た。

外見的にも「イマドキの進学校」として再ブランディングし、制服や校舎のリニューアルを行った。

東大や京大、医学部合格者を出すごとに、メディアや受験情報誌での露出を図り、認知度とブランド力を高めた。

単に進学校ではなく、「音楽的素養+学力」という独自のブランドイメージが差別化要素になり、保護者受けが非常に良かった。

卒業生が難関大学に進学することで、「卒業生の質」そのものが上がり、学校文化や雰囲気の知的水準も向上した。

生徒の学習意欲も自然と高まり、「勉強するのが当たり前」の校風が定着した。





結果として、洗足学園は今や偏差値70近く(首都圏模試)になっている。

東大や京大、国公立医学部などへの合格実績を毎年複数名出している。

難関女子進学校として、桜蔭やJG、豊島岡に次ぐ第二グループの上位校となった。



参考資料 日本経済新聞 洗足学園、偏差値32から東大進学校に 全員の学力向上にテスト重ね



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