戦国時代の大名や武将、ゲーム等について紹介。

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渡辺守綱 (わたなべ もりつな)




徳川家家臣。

家康の主要な戦いの大半に参加。
槍の達人であり、あだ名は槍半蔵。





絹本著色渡辺半蔵守網像(けんぽんちゃくしょく わたなべ はんぞう もりつな ぞう) 守綱寺(しゅこうじ)所蔵 (愛知県指定文化財)

描かれている鳩胸鎧(はとむね よろい、鉄製で胸を高くふくらますように打ち出した鎧)や指貫籠手(さしぬき ごて)は、実際に守綱が使用したものである。
鎧の草摺(くさずり、甲冑の胴の裾に垂れ、下半身を防御する部分の名称)部分には、渡辺家の家紋が描かれている。





1562年の三河国八幡(みかわのくに やわた)の合戦で、今川家家臣である板倉重貞に敗れた際、後尾(こうび)にあってすさまじい奮戦をした。
その活躍により「槍半蔵」と呼ばれた。

姉川の戦い(あねがわのたたかい)では、旗本一番槍をあげるなどの戦功を重ね、旗本足軽頭(はたもと あしがるがしら)となる。

出陣した三方ヶ原の戦い(みかたがはらのたたかい)、長篠の戦い(ながしののたたかい)、小牧・長久手の戦い(こまき・ながくてのたたかい)では先鋒をつとめる。
長篠の戦いでは、山本勘助(やまもと かんすけ)の嫡子、山本勘蔵を討ち取りました。

永年の功績から、家康配下の徳川十六神将(とくがわ じゅうろく しんしょう)の一人として顕彰されています。