為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨てる 人のはかなさ
武田信玄の名言です。
武田晴信(たけだはるのぶ)像 高野山持明院(こうやさんじみょういん)所蔵
※武田晴信は武田信玄の別称
意味
やればできる。
やる気があれば、必ずやりとげられる。
やらなければできない。
思案ばかりして成果をあげようとする行動を起こさなければ、決して成果を得ることはない。
やってみれば、意外とできるものである。
「為す」は、ある行為をする、行うという意味。
同じ意味で、現代でも使われています。
為せば成る(なせばなる)
江戸時代後期、名君として名高い米沢藩主の上杉鷹山(うえすぎ ようざん)。
家臣に対して、「なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり」という歌を教訓として詠(よ)み与えたという話は有名です。
上杉鷹山の言葉は、武田信玄の言葉を変化させたものといわれています。